2020年8月21日 〔ミャンマー〕
ミャンマーの首都ネピドーで8月19日、政府と少数民族武装勢力の代表者との協議が始まった。21日に最終日を迎える。この会議は「21世紀のパンロン会議」と呼ばれており、両者でミャンマーの恒久和平を探る議論が行われる。前回は2018年7月に開催された。
最終日の8月21日には、今後の和平交渉の指針を示す文書に政府と少数民族側が署名する予定だ。
アウン・サン・スー・チー国家顧問の父で独立の指導者だったアウン・サン氏が、英国から独立する前年の1947年2月に少数民族の自治権を認め、ビルマ族との連邦国家として独立することで合意、協定に調印した。その会議を開催地のシャン州パンロンにちなんで「パンロン会議」と呼ばれた。しかしながら、この年の7月にアウン・サン氏は暗殺され、少数民族の自治権は大幅に制限された。
「21世紀のパンロン会議」は、この会議にちなんでこう呼ばれている。
〔Clisien – ASEAN Info Clips 編集部〕 ○他の記事も読む○