タイ国王、昨年の側室の称号剥奪を取り消し

2020年9月3日 〔タイ〕

 タイのワチラロンコン国王は8月28日を発効日とする国王勅令で、事実上の側室とされるシニーナトさんから“高貴な配偶者”を意味する「チャオクンプラ」の称号剥奪の事実をなかったことにし「いかなる不名誉も懐疑もない」とした。

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 シニーナトさんは2019年10月に国王から「不誠実で恩知らず」として配偶者の称号や陸軍少将の地位を剥奪されていたが、今回の勅令で「これまで地位や肩書が剥奪されたことがないように」するとしている。

 タイでは一夫一妻制が続いていたが、ワチラロンコン国王は2019年5月の戴冠式を迎える直前に元客室乗務員のスティダーさんと正式に結婚しているが、その直後の7月に、元看護婦のシニーナトさんに「チャオクンプラ」の称号を与え、事実上の側室としていた。タイで側室が正式に任命されたのは約100年ぶり。

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〔Clisien – ASEAN Info Clips 編集部〕 ○他の記事も読む

 

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