2021年1月1日 〔シンガポール/マレーシア〕
シンガポールとマレーシアの両政府は1月1日、両国を結ぶ高速鉄道の建設計画を撤回すると発表した。リー・シェンロン首相とマレーシアのムヒディン首相が共同声明で明らかにした。両国による計画見直しの協議期限である2020年12月末までに合意できなかったことによる。
高速鉄道計画はシンガポールとマレーシアの首都クアラルンプールの間を約90分で結ぶ計画で、2013年に両国が建設で合意していた。
しかしながら、2018年に首相に就任したマハティール氏が計画の見直しを主張し、2020年5月末まで計画を凍結していた。その後、マハティール氏が首相を辞任したことを受け、2020年3月に首相に就任したムヒディン氏がシンガポールと再協議を始めたが交渉期限までに合意できなかった。
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〔Clisien – ASEAN Info Clips 編集部〕 ○他の記事も読む○