ミャンマー武装勢力、NLDの元候補者3人を解放

2021年1月2日 〔ミャンマー〕

 ミャンマーのラカイン州の少数民族武装勢力「アラカン軍」が1月1日、昨年の選挙運動期間中に拉致した与党「国民民主連盟(NLD)」の元候補者3人を解放した。同時に拘束していた国軍兵士3人も解放した。

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 解放された3人は、昨年11月の総選挙で上院、下院、地方議会のそれぞれに立候補していた男性1人と女性2人。10月中旬に共同で選挙運動を行うためにラカイン州内を移動中にアラカン軍の襲撃を受け拉致されていた。

 ラカイン族の武装勢力であるアラカン軍は、ミャンマーの主流派であるビルマ族の支配に反発し、2019年以降勢力範囲を急速に拡大している。

 昨年の総選挙では、治安上の理由でラカイン州北部地域での選挙の実施が見送られた。

〔Clisien – ASEAN Info Clips 編集部〕 ○他の記事も読む

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