2021年1月20日 〔タイ〕
タイの刑事裁判所が1月19日、不敬罪に問われた元国家公務員に対して禁錮43年6ヶ月の判決を言い渡した。2014~2015年に王室を批判する音声をインターネットに投稿したことが有罪と判断された。
タイでは王室批判に対して刑法112条で「不敬罪」が定めれられており、1件につき3~5年の禁錮刑が科される。今回は合計29件に対して禁錮87年としてたが、罪を認めたため43年6ヶ月に減刑された。
不敬罪の刑としてこれまで最長だった35年を超える最長となったようだ。
2016年のプミポン前国王の崩御を受け、国王となったワチラロンコン国王の意向により2018年以降は不敬罪の適用が控えられてきているとされている。
〔Clisien – ASEAN Info Clips 編集部〕 ○他の記事も読む○