ベトナム複合企業がカフェ大手に出資

2021年5月27日 〔ベトナム〕

 ベトナムの複合企業「マサン・グループ」は5月24日、子会社の「ザ・シェルパ」を通じカフェチェーン「フックロン(Phuc Long)」を運営する「フックロン・ヘリテージ」に20%出資し、戦略提携したと発表した。マサンが展開するコンビニエンスストア「ビンマートプラス」にフックロンのスタンド式コーヒー店を今後2年間で1000店展開していく。

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 出資額は1,500万米ドル(約16億3,000万円)。この3ヶ月にホーチミン市4ヶ所のコンビニエンスストアで試験的にカフェを設置していた。フックロンの店舗数は82店となっている。一方、ビンマートプラスは全国に2,200店展開しており、今後5年間で1万店への展開を予定している。

 ベトナムのコーヒー・紅茶市場は23億米ドルとみられ、年間10%以上の成長が見込まれている。有名カフェチェーンの店舗数は「ハイランズ・コーヒー」が300店強、「ザ・コーヒーハウス」が150店強、「スターバックス」が70店強とまだ少なく、市場シェアの25%程度にとどまっている。

〔Clisien – ASEAN Info Clips 編集部〕 ○他の記事も読む

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