2021年6月10日 〔ミャンマー〕
ミャンマーで、民主派が東南アジア諸国連合(ASEAN)への不信感を募らせていると時事通信社が報じている。ASEAN代表が6月4日にミャンマーを訪問し国軍のミン・アウン・フライン総司令官らと会談したが、民主派との接触はなかった。
ASEAN議長国ブルネイのエルワン第2外相とリム・ジョクホイASEAN事務局長は6月4日にミャンマーの首都ネピドーでミン・アウン・フライン総司令官らと会談し、4月24日のASEAN特別首脳会議での合意事項であるASEAN特使の受け入れや全政治犯の解放を呼びかけた。
また、6月7日に中国・重慶で開かれた中国とASEANの外相会議には、ミャンマー国軍が外相に任命したワナ・マウン・ルウィン氏が出席している。4月のASEAN首脳会議のミン・アウン・フライン総司令官参加移行、国軍関係者との接触が続いているASEANだが、接触がない民主派からはASEANに対する不満の声が上がっている。
マンダレーでは6月5日、学生らがASEANの旗に火をつけて、ASEANに抗議した。
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〔Clisien – ASEAN Info Clips 編集部〕 ○他の記事も読む○