ミャンマー国連大使の暗殺容疑で2人が米で逮捕

2021年8月10日 〔ミャンマー〕

 米ニューヨークの連邦地検は8月6日、ミャンマーのチョー・モー・トゥン国連大使を暗殺しようとした容疑で、ニューヨーク市在住のミャンマー人2人を逮捕したと発表した。

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 容疑者の2人は7月から8月5日ごろにかけて、大使にけがを負わせるか殺害しようと図った疑いがある。このうち1人がミャンマー国軍に武器を売っているタイの武器商と連絡を取り、人を雇って大使を襲わせて辞任を迫る計画を立てたとされる。この武器商は、大使が辞任を拒否すれば殺害するべきだと提案したという。

 チョー・モー・トゥン大使は今年2月の国軍によるクーデターを受けて、軍を公然と非難していた。2月下旬の国連総会の非公式会合では、反独裁を意味する3本指を掲げるなど軍に対する抗議を続けていた。その後、軍政が発表した解任も無視し、国際社会に民主派への支持を訴えている。

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〔Clisien – ASEAN Info Clips 編集部〕 ○他の記事も読む

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