マレーシアの新首相にUMNOのイスマイルサブリ氏

2021年8月21日 〔マレーシア〕

 マレーシアの新首相としてイスマイル・サブリ・ヤコブ(Ismail Sabri Jacob/Ismail Sabri Yaakob)前首相(61)が任命された。下院議員による推薦意向を聴取したアブドラ国王は8月20日に任命した。議会での承認を受けて8月21日に宣誓式を開く。

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 ムヒディン前首相は8月16日に辞任したが、新型コロナウイルスの感染拡大が続いているため解散総選挙は適切でないと判断し、アブドラ国王が下院(定員222、欠員2)各議員に推薦する首相候補者を提出するように要請していた。その結果114人からの推薦があったイスマイルサブリ氏が適任であると判断された。

 イスマイルサブリ氏は、「統一マレー国民組織(UMNO)」の所属。UMNOは1957年のマレーシア独立以来独占して首相を輩出してきたが、UMNOを離れ野党として首相に返り咲いたマハティール元首相により2018年に首相の座を明け渡していた。

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〔Clisien – ASEAN Info Clips 編集部〕 ○他の記事も読む

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