インドネシアの首都移転計画が再起動

2021年9月22日 〔インドネシア〕

 インドネシアのジョコ政権は、新型コロナウイルスの感染拡大で停滞していたジャカルタからの首都移転計画を再び動かし始めたようだ。スハルソ国家開発計画相は9月1日、新首都の建設には15年から20年はかかるとし、移転事業の継続を担保する法案を国会に提出する方針を明らかにした。法案には2045年までの段階的な開発方針が明記される予定だ。

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 2019年の大統領選で再選したジョコ大統領は、首都移転を最優先事項にあげている。現在の首都のジャカルタでは交通渋滞や大気汚染などが深刻になっていることから、約1300キロメートル離れたカリマンタン島(ボルネオ島)の東部に移す計画だ。

 ジョコ大統領は任期の2024年10月までには、大統領宮殿や中央官庁、最高裁などの首都機能の一部の移転を完了するつもりで進めてきたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で計画は凍結状態となっていた。

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〔Clisien – ASEAN Info Clips 編集部〕 ○他の記事も読む○

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