2021年10月4日 〔ミャンマー〕
ミャンマーではクーデターにより実権を握った国軍が実弾発砲により市民を弾圧する方針に疑問をもった兵士や警察官が、軍や警察を離脱する事例が増えているようだ。報道によると9月27日までの2週間に約450人の兵士や警察官が民主政権側の武装組織に寝返るかまたはその意向を示して機会をうかがっているという。
軍政に対抗する民主派の「統一政府(NUG)」は9月7日、武装抵抗により一斉蜂起を国民に呼びかけた。その中で、兵士、警察官、公務員に対して、現在の職務を放棄してNUGが組織した「国民防衛隊(PDF)」に参加するよう呼びかけた。
NUG関係者や警察などを離れて「不服従運動(CDM)」に参加している者によると、クーデターが起きた2月1日移行に軍や警察組織を離脱した者はこれで約3000人になるという。
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〔Clisien – ASEAN Info Clips 編集部〕 ○他の記事も読む○