2021年10月5日 〔インドネシア/シンガポール〕
シンガポールの配車大手「グラブ(Grab)」がインドネシアのスマートフォン決済サービス「オボ(OVO)」の株式の過半を取得した。オボはインドネシアで最大のシェアを持つ電子決済サービスだが、インドネシアの配車サービス「ゴジェック(GoJek)」が手がける「ゴーペイ」などとの競争が激化しておりグラブの関与拡大により競争力を高めることができる。
グラブは10月1日までにオボの親会社の株式を39%から90%まで買い増した。ネット通販大手の「トコペディア」が、ゴジェックと経営統合したことで保有していた41%を手放した。
しかしながら、インドネシア中央銀行は外国企業が国にの電子決済事業者の株式の85%以上の保有を禁止しているため、グラブは今後インドネシアで事業パートナーを確保し株式を一部売却する必要がある。
〔Clisien – SEAsia Info Clips 編集部〕 ○他の記事も読む○