2021年10月17日 〔ミャンマー/ASEAN〕
東南アジア諸国連合(ASEAN)の議長国ブルネイは10月16日、ミャンマー情勢を議論するためにオンラインで10月15日に開催されたASEAN臨時外相会議の議長声明を発表した。
議長声明では、10月26日から3日間の予定で開催されるASEAN首脳会議にはミャンマーの国軍関係者は招かず、事務レベルの参加を認めるとした。また、ミャンマーは柔軟性をもって対応する必要があるということも強調した。
また、外相会議では、ミャンマー国軍からASEAN特使のアウン・サン・スー・チー氏やNUG(国家統一政府)との面会を認めないとする国軍の立場について注意深く説明を聞いたとしている。
首脳会議には、ミャンマー国軍のミン・アウン・フライン総司令官はもちろんのこと、国軍が外相に任命したワナ・マウン・ルウィン氏など国軍幹部の出席も認めない。しかしながら、ミャンマーが国内問題に対応するための猶予を与えるために、今回は事務レベルを招くことにしたとしている。
〔関連記事〕
- ASEAN首脳会議にミャンマー国軍トップ招かず(2021.10.16)
- ASEAN特使のミャンマー訪問が直前に延期(2021.10.14)
- ASEAN首脳会議からミャンマー国軍排除の可能性(2021.10.11)
- ASEAN外相会議でミャンマー国軍に協力迫る(2021.10.5)
- ミャンマーへのASEAN特使が決定(2021.8.5)
〔Clisien – SEAsia Info Clips 編集部〕 ○他の記事も読む○