2021年10月26日 〔シンガポール〕
シンガポール政府は10月23日、来年1月1日から全ての職場の勤務者に対して新型コロナウイルスワクチンの接種完了を義務付けることを発表したが、同時に中国の科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)製ワクチンを承認することも決めた。
未接種者については、保健省が認定した医療機関で受けた検査結果が陰性の場合に限り出社が認められる。この検査費用は自己負担となる。即時抗原検査(ART)の陰性結果は、24時間有効。
シンガポールではこれまでメッセンジャーRNA(mRNA)型の米ファイザー製とモデルナ製のワクチンだけが承認されていたが、今回中国のシノバック・バイオテック製の不活性ワクチンを緊急承認することを決めた。シノバック製ワクチンはこれまで「特別入手経路(SAR)制度」の適用対象として、民間病院での接種が認められてきた。
〔Clisien – SEAsia Info Clips 編集部〕 ○他の記事も読む○