マレーシアのナジブ元首相、1MDBで二審も有罪

2021年12月9日 〔マレーシア〕

 マレーシアの上訴裁判所は12月8日、政府系ファンド「1MDB」を巡る汚職事件を巡り、ナジブ元首相の有罪を認めた一審の判決を支持した。

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 クアラルンプール高等裁判所は昨年7月、背任、権力乱用、資金洗浄の罪でナジブ氏に禁錮12年と罰金2億1千万リンギ(約57億円)の有罪判決を下した。上訴裁判所はこの一審の判決を支持した。ナジブ氏は、連邦裁判所(最高裁)に上告する考えを示した。

 ナジブ氏は2009~2018年の首相在任中に、45億ドルを超える資金が不正流出したとされる1MDB事件に関与したとして42の罪で起訴された。クアラルンプール高等裁判所は2020年7下う、このうち1MDBの元子会社「SRCインターナショナル」にまつわる権力乱用など7つの罪について有罪判決を下していた。

 ナジブ氏は議員の地位を維持しているが、憲法の規定で国王から恩赦か猶予を得なければ選挙に出馬することはできない。

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〔Clisien – ASEAN Info Clips 編集部〕 ○他の記事も読む

 

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