2022年1月10日 〔インドネシア〕
インドネシアのルフット海事・投資担当調整相は1月10日、政府が1月1日から実施ていた石炭の輸出禁止措置を1月12日から段階的に解除する方針でることを明らかにした。国内の石炭火力発電への供給を優先するためとして1ヶ月間の輸出禁止を開始したが、国内外から反発する声が上がっていた。
日本政府も、萩生田光一経済産業相が1月10日、インドネシア政府の閣僚と会談し、石炭輸出の早期再開を要請した。
規制の段階的解除の理由として、15日分しかなかった国営電力PLNの石炭備蓄が20日分に改善されたことをあげた。
インドネシアでは、国内の石炭事業者に年間生産量の25%を国内の電力会社などに優先的に提供することを義務付けている。しかしながら7割近い石炭事業者がこの義務を守らず輸出していたことから政府が輸出禁止措置を実施した。
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〔Clisien – SEAsia Info Clips 編集部〕 ○他の記事も読む○