2022年1月13日 〔ASEAN/カンボジア〕
東南アジア諸国連合(ASEAN)の今年の議長国のカンボジア政府は1月12日、同国で1月18日から開催を予定していた外相会議を延期する方針を明らかにした。
会議は1月18日、19日にカンボジアのシェムリアップで予定されていたが、多くのASEAN外相が会議に出席することが難しくなったことを理由に延期を決めたとしている。新たな日程は決まっていない。
背景には、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の感染拡大もあるが、ミャンマー情勢への対応方針についてASEAN加盟各国の意見調整が難航していることもあるようだ。
今年のASEAN議長国であるカンボジアのフン・セン首相はミャンマー問題の事態打開に強い意欲を示しており、1月7日にはミャンマーの首都ネピドーを訪れ国軍トップのミン・アウン・フライン総司令官と会談している。
その姿勢がミャンマー国軍寄りであるともとられかねず、インドネシアなどが警戒感を示しているようだ。
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〔Clisien – SEAsia Info Clips 編集部〕 ○他の記事も読む○