2022年1月22日 〔タイ〕
タイのプラユット政権を支持する新軍派の最大与党「国民国家の力党」は1月20日、タマナット幹事長ら下院議員20人を除名したと発表した。
この20人は今後30日以内にどの政党に移籍するかを決めるが、現在、定数500の下院で連立与党の議席数が270程度、野党が210程度を占めていたが、タマナット氏らが野党側に回れば与野党の議席数の差が縮まる。
国民国家の力党は1月16日にタイ南部の2選挙区で投開票した下院補欠選挙で敗れ、タマナット氏の責任を問う声が出ていた。同氏は2021年9月実施の首相不信任決議案の採決で、造反を画策していたことが明らかになっており、プラユット首相との関係悪化がささやかれていた。
〔Clisien – SEAsia Info Clips 編集部〕 ○他の記事も読む○