ミャンマー財閥会長が汚職容疑で連行

2022年4月28日 〔ミャンマー〕

 ミャンマーの全権を掌握した国軍当局は4月27日付の国営紙を通じて、有力財閥「エデン・グループ」のチッカイン会長を汚職容疑で告発したと発表した。チッカイン氏は4月25日に海外から帰国した直後に当局に連行された。

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 国営紙によると、汚職防止委員会の調査により、チッカイン氏がミャンマー政府と共同で手掛ける火力発電所向け石炭採掘事業について、関係省庁との癒着し税金や政府が受け取る配当を不当に安くして国庫に損害を与えたことが判明したという。

 チッカイン氏は1990年のエデン・グループ創業前に、アウンサンスーチー氏ら民主化指導者が設立した「国民民主連盟(NLD)」の党員として活動した経験を持つ。2016年にNLD政権が発足すると、その有力な支援者とみなされていた。

 チッカイン氏の他、NLD政権時代の電力・エネルギー相や、資源・環境保全相らも汚職容疑で告発された。

〔Clisien – SEAsia Info Clips 編集部〕 ○他の記事も読む

 

 

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