カンボジア地方選で与党が圧勝

2022年6月7日 〔カンボジア〕

 カンボジアで6月5日に投開票された地方行政区の評議会議員を選ぶ地方選挙で、フン・セン首相の率いる与党「人民党(CPP)」が圧勝した。

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 2023年に予定されている下院選挙で、フン・セン氏の長男、フン・マネット陸軍司令官が首相のポストを狙うとされており、今回の選挙結果はそれを大きく後押しするものとなった。

 現地メディアの報道によると、首都プノンペンほか大半の州の行政区で過半数の得票を集めて第1党となった。全体の99%の行政区で第1党になるとの見方も出ており、2017年の前回の地方選挙の約7割の行政区で第1党だったという結果を大きく上回りそうだ。

 今回の地方選には、前回の地方選で躍進した後に最高裁命令で解党となった旧最大野党「救国党(CNRP)」の流れを汲む「キャンドルライト党」が大半の行政区で候補者を擁立したが、思うような選挙活動ができなかったという。

 

〔Clisien – SEAsia Info Clips 編集部〕 ○他の記事も読む

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