2022年9月26日 〔マレーシア〕
マレーシア高等裁判所は9月23日、ビザ(査証)システムの受注を巡り汚職の容疑で起訴された与党「統一マレー国民組織(UMNO)」のザヒド総裁を無罪とする判決を示した。ザヒド氏は、8月に政府系ファンド「1MDB」の汚職事件で有罪判決が確定し収監されたナジブ元首相との関係が近いとされる。
ザヒド氏は査証システムの受注を目指す企業から4千万リンギ(約12億4千万円)を超える賄賂を受け取ったとして起訴されていたが、高等裁判所は9月23日、検察側の立証が不十分だとして弁護側の反論に入る前に裁判を終結させた。
なお、ザヒド氏は自身が関わる財団を巡る汚職事件でも起訴されており、公判は続いている。
〔Clisien – SEAsia Info Clips 編集部〕 ○他の記事も読む○