故リー・クアンユー氏「自宅は取り壊せ」の遺言

2015年4月14日 〔シンガポール〕

 本年、3月23日に逝去したシンガポールのリー・クアンユー元首相は、死後自宅の取り壊しを遺言で指示していた。同氏の長男でもあるリー・シェンロン首相が4月13日の国会で明らかにした。

[PR]

 リー・クアンユー氏の自宅は商業地区オーチャード・ロードの近くにある一軒家で、1945年から同氏が居住し、1954年創設の人民行動党の設立事前集会もそこで開かれた。

 2011年出版の著書でも「(自宅を)再開発すれば周辺の地価も上昇する」と書いており、合理主義を重んじる同氏らしい判断。だが、シンガポールでは保存を求める声も多い。

〔Clisien – ASEAN Info Clips 編集部〕 ○他の記事も読む

故リー・クアンユー氏「自宅は取り壊せ」の遺言 はコメントを受け付けていません

分類 シンガポール