〔プチノート〕ASEAN加盟各国と中国との関係

　東南アジア諸国連合（ASEAN）加盟諸国と中国との関係が注目されています。各国の中国との関係を感じるものを列挙しました。

 

○東南アジア諸国連合（ASEAN）として

• 中国が進める「アジアインフラ投資銀行（AIIB）」の創設メンバーとして全加盟国が参加
• ASEAN事務局長が中国の領有主張を批判（2015年3月）
• ASEAN外相会議（2015年4月26日）が中国の南沙諸島埋め立てに異議
• ASEAN首脳会議（2015年4月27日）が南シナ海問題の懸念を共有

○フィリピン

• 南シナ海の南沙諸島の領有権を巡り緊張関係

○ベトナム

• 西沙諸島の領有権を巡り緊張関係
• 中国とフィリピンの南シナ海問題にベトナムも参戦
• 中国共産党序列４位がベトナム訪問　南シナ海問題で会談　対話を通じた解決を主張（2014年12月）

○タイ

• 長距離鉄道の共同整備で合意
• タイと中国が鉄道整備、農産物取引について提携合意（2014年12月）
• タイ暫定政権が中国との軍事協力強化（2015年4月）

○ミャンマー

• 中国との国境付近で中国系少数民族と軍が交戦
• 中国雲南省に誤爆で中国人死傷について中国に遺憾の意を表明

○インドネシア

• アジアインフラ投資銀行（AIIB）への参加をいち早く表明
• インドネシアのジョコ大統領と中国の習国家主席が会談。中国がインドネシアへの協力を表明（2015年3月）
• アジア・アフリカ会議（バンドン会議）60周年記念首脳会議に習金平国家主席が出席（2015年4月）