経済協力開発機構(OECD)が6月3日に、最新の世界経済の見通し(OECD Economic Outlook)を発表しました。
2015年の世界の実質経済成長率の最新の見通しは3.1%と、2014年11月時点の前回見通し3.7%からの下方修正となりました。日本は2015年は0.7%と前回予測から0.1ポイントの引き下げです。
世界規模でみると依然として成長率の高いのはインドと中国でいずれも6%以上の成長を2015年、2016年ともに予想されています。東南アジアの国々の中ではインドネシアの経済成長率予測が発表されています。インドネシアの2015年の実質経済成長率予測は4.9%、そして2016年の予測は5.5%となっています。2007年から2012年までは6%台の成長率だったのですが、この数年は5%台となっていました。2014年は5.0%の成長率でした。
〔実質経済成長率予測 OECD 2015年6月〕
2015年 | 2016年 | ||
世界 | 3.1% | 3.8% | |
米国 | 0.7% | 1.4% | |
インド | 6.9% | 7.6% | |
中国 | 6.8% | 6.7% | |
韓国 | 3.0% | 3.6% | |
日本 | 0.7% | 1.4.% | |
インドネシア | 4.9% | 5.5% |
(仁藤誠人)