[連載] 「カンボジア、いま 2015」     (1)22年ぶりのカンボジアへ

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ASEANといえば、どの国を思い出しますか?近年、新たに海外ビジネスを始める人で、最初の進出国にカンボジアを選ぶ人が増えていることをご存知の方は少ない。理由はいくつもあるのだが、「日本からの渡航が不便である」というのが大きな理由の一つである。

日本企業の海外製造拠点は中国に始まり、韓国からタイ・ベトナムとASEANに移っていったのは、人件費の高騰が大きな要因。外国人ビジネスマンの増大に伴い地価・アパート家賃等も同様に高騰していった。チャイナプラスワンが言われ、「次はミャンマーか、カンボジアか」と言われる中で、自社の強みを強化するパートナー国としてカンボジアを選ぶ企業が増えている。

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22年前のプノンペンと今を比較して思ったこと、実はあまり変わっていないと感じた。建物は一部きれいになっているが、高層ビルがそそり立つわけでもないし、人々の着ている服がこぎれいになってもいない。しかし、それは今後の発展を意味する。若者率が70%のカンボジア。そんな理由からカンボジアを選択する企業家が増えている。現地の起業家は口をそろえて、「カンボジアはこれから。だからこそ、ビジネスチャンスがある」と言う。

01 アシアナ航空機より

アシアナ航空機より

今回はアシアナ航空を利用して、韓国仁川空港経由でプノンペンにはいった。日本からの直行便はまだない。成田発だったこともあり横浜の自宅からプノンペンのホテルまで16時間かかった。これがバンコクなら半分の時間で行けるし、ミャンマーは2013年にヤンゴンへの直行便ができたからバンコクと変わらない距離感だ。プノンペンの日本人事業家は日本からの直行便が飛ぶまでにビジネスチャンスを拡大すると意気込んでいる。

01 仁川空港

仁川空港

余談だが、アシアナ航空のチケットをネット購入した翌日に韓国国内でのMERS(中東呼吸器症候群)拡大のニュースがあり、一番安い航空会社を選んだことを後悔した。数日前までは中国東方航空の方が安かったのだ。安くなった理由を知るのが遅かった自分が悪いのである。(続く

 

 

著:有澤和歌子(ありさわ・わかこ)

wombプロジェクト代表、idiscover設立準備中
 旅行・海外出張で50か国を訪問。近年はアジア、特にASEAN・中国を中心に活動。富士通ではマーケティング、ITベンチャーのホットリンクでは広報責任者として従事した。自身の晩婚・不妊治療・高齢出産の経験より「卵子の老化」を若者に伝えることがライフワーク。富山県出身、青山学院大学経営学部卒。

 

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