ミャンマーの輸出の約4割は天然ガス。タイ、中国への輸出増大で過去最大

 ミャンマーの輸出総額の約4割は天然ガスで占めています。軍事政権時代の1990年代後半にフランス、米国の企業が南部アンダマン海上のヤダナで大規模な天然ガス田開発に着手したのが始まりです。そして1998年には輸出を開始しています。

 主要輸出先のひとつはタイ。ミャンマーのヤダナ、イェタグン、ゾウティカの3つのガス田はタイ石油公社(PTT)が開発に参加しています。その生産量の大半はタイ向けに輸出されています。

 また昨年夏に完成し本格稼働したパイプラインによる中国への輸出も増加しています。パイプラインは韓国・ポスコ参加の大宇インターナショナルが開発に参加したシュエガス田から中国内陸部までを結ぶ総延長約2700kmを中国石油天然気集団(CNPC)が稼働させました。

 ミャンマー政府が今月発表した2014年度(2014年4月~2015年3月)の天然ガス輸出額は、前年度比57%増の約51億ドル(約6200億円)と過去最高となったそうです。ガス輸出額が増加に転じるのは2年ぶりとのことです。輸出量も46%増の1264万トンの過去最高を記録しました。

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〔ASEAN News Clips 編集部〕 2105年8月25日


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