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〔コラム〕ASEAN10か国の国旗の形

 何気なく目にしている各国の国旗ですが、実はその縦横比は国によって違っているのをご存じですか?

 本日、この「Cilsien - ASEAN News Clips」のサイドバーに「国別記事表示」のボタンを用意したのですが、フィリピン、マレーシア、ブルネイの3カ国の国旗が他の国々の国旗とは少々サイズが違っているのに気づかれたことでしょう。

 そうなんです。縦横比が違うのです。

 ちなみに日本の国旗の縦横比は2対3です。日本の国旗参考までに日の丸の位置は中央で、国旗の縦の長さの5分の3を直径として円で、その色は赤ではなく深紅色です。

 

 「タディ」こと吹浦忠正さんの「タディの国旗の世界」によると、世界の国旗で多い順にその縦横比を並べると、「2:3」、「1:2」、「3:5」、「5:8」、「10:19」などがあるそうです。ほとんどの国旗は、最初の2つで、約半分弱が「2:3」で、約4分の1強が「1:2」ということです。

 ここで、ASEAN10か国の国旗の縦横比をまとめておきたいと思います。

     国名  縦横比
 インドネシア2:3
 シンガポール2:3
 タイ2:3
 フィリピン1:2
 マレーシア1:2
 ブルネイ1:2
 ベトナム2:3
 ミャンマー5:9
 ラオス2:3
 カンボジア2:3

 

 

 ほとんどの国が日本と同じ「2:3」の比率です。フィリピン、マレーシア、ブルネイは少し横長の「1:2」そして、ミャンマーの国旗はその両方の間の「5:9」なのです。

 参考までに英国は「1:2」ですが、米国は「1:1.9」だそうです。

〔参考〕

 

〔エムニド・リサーチャー 仁藤誠人〕 2105年8日11日 


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〔コラム〕シンガポール独立50周年  (SG50 )②

 今年のシンガポールはかなり前から「独立50周年」の盛り上がりを見せていました。いたるところで目にする「SG50」のロゴ。道路の垂れ幕だけでなく、店舗も商品もこの「SG50」が付いています。

 8月9日の独立記念日(ナショナル・デー)はパレードを中心にいろんなイベントで盛り上がりました。何しろおめでたい日です。そんな日にあやかろうということでしょうか、8月9日にシンガポールで誕生した子供の数は129人で、昨年の独立記念日に生まれた91人より42%を多かったそうです。シンガポールのグレース・フー首相府相(人口問題担当)がフェイスブックで明らかにしたそうです。

 同氏は、830床を誇るシンガポール随一の女性と子供のための病院「KK Women’s and Children’s Hospital」を訪問し、8月9日になった瞬間に誕生した新生児2人に直接ギフトセットを渡したそうです。

 

 今年の独立記念日は日曜日だったため、月曜日の8月10日は振替休日なのですが、50周年を祝うために政府は8月7日の金曜日も祝日としました。この4日間の休日のおかげか、SG50関連行事に参加した住民は170万人余りにも上ったそうです。シンガポールの人口約550万人のシンガポールですが、その内シンガポール人や永住者は約390万人程度と言われています。

 独立記念日当日は都市鉄道のMRTと公共バスは無料となりました。MRTの駅の改札では、いつもは乗車カードをタッチするところに「FREE TRAVEL TODAY」「NO NEED TO TAP CARD」「PLEASE WALK THROUGH」との紙が貼られていました。

 シンガポールの独立記念日のパレードは、1965年の独立の翌年から続けられています。その第1回パレードでは、当時のリー・クアンユー首相が自らリハーサルを取り仕切ったとのことです。

 マレーシアから切り離された小国シンガポールが、資源も何もない中でここまで成長した姿は、敗戦国日本の戦後の経済成長同様、誰もが予測できたことではなかったでしょう。

 SG50の様子を垣間見てください。SG50 Official Site

 

〔エムニド・リサーチャー 仁藤誠人〕 2105年8日11日 


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〔コラム〕エクスペディア発表の「観光コスパ」・・・バンコクの食費は東京の5分の1

 オンライン旅行会社「エクスペディア」の日本語サイトが各国を旅行した場合に必要となる費用を比較した「観光コスパ」ランキングを発表しています。

 旅行で訪れた際にかかる宿泊、交通、飲食などについてクアラルンプール、バンコク、ハノイ、セブ島、台北、ソウル、バリ島、シンガポールなどのアジアの都市と、沖縄、東京を比較しています。

 ホテル料金を含めば、東京に1泊2日の費用で、クアラルンプールには4日滞在可能。ホテルを除けば、東京1日の料金でハノイに5日間滞在できるというものです。

 面白いのは各国のビール料金の比較です。以下は各国の500ミリリットルのビールの料金比較です。

                        
 東京243円
 シンガポール633円
 ソウル319円
 クアラルンプール309円
 沖縄200円
 バンコク187円
 香港176円
 台北173円
 バリ島168円
 セブ島83円
 ハノイ80円
   

 なんとベトナム・ハノイの80円にも驚きますが、シンガポールの633円にはもっと驚きですね。シンガポールはアルコール飲料とタバコがとても高額な国です。どちらも国の発展のためにはあまり国民に広まって欲しくないという政府の思いが反映されているのでしょうね。

 一方、毎日の食事は、東京が一食900円程度で、バンコクは176円。なんとバンコクでは食費は日本の5分の1ですみます。

 旅行もいいですが、生活費のかからない東南アジアの国々に住むことを考えてみるのもいいかもしれません。

〔エムニド・リサーチャー 仁藤誠人〕 2105年8日11日 


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〔コラム〕フィリピンの8月21日「ニノイ・アキノ デー」暗殺の日 

 8月21日はフィリピンの国民の休日です。「Ninoy Aquino Day」(ニノイ・アキノ デー)です。フィリピンの元大統領コラソン・アキノ氏の夫であり、上院議員のニノイ・アキノ氏が暗殺された日です。

 ニノイ上院議員は1972年に全土に戒厳令を敷き全権掌握への向かったマルコス独裁政権により反政府危険人物とみなされ …もっと読む

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〔コラム〕インドネシアのコンビニでビールが買えなくなった

 そもそもイスラム教徒が88.1%(*日本外務省 2015年3月18日データ)のインドネシアなのでアルコール飲料の販売については他のASEAN諸国とは違うだろうと思い込んでいましたが、実際に大都会ジャカルタを訪問してみると、ビールを飲める飲食店も多く、スーパーなどでもビールやワインなどを販売しておりちょっと驚いた経験があります。確かに9割近くがイスラム教徒でも残りの1割はアルコール飲料の販売対象者です。人口2億4千万とか2億5千万とか言われるインドネシアですから、2,500万人市場なのです。(*ここから未成年は除かなければいけません。ジャカルタ特別州は21歳以上が飲酒可能年齢です。)

 以前、バンドンというインドネシアのジャワ島西部の都市を訪れたときです。バンドンは大きな都市ですが、ジャカルタと違って近代的なショッピングモールやスーパーなどは見かけませんでした。そんな土地でホテルに帰ってビールでも飲みたいと思い、いっしょに食事をしたインドネシア人にどこで買えるか聞いてみました。彼らはイスラム教徒なのでアルコール飲料を買えるお店を教えてもらうのは少々気が引けましたが、初めての土地で良くわからず思わず頼ってしまいました。

 そうすると、ためらうどころか気持ちよく「それは多分あのコンビニで買えると思う」と言って案内してくれました。ありがたいことです。

 ところが、2015年4月から、コンビニやミニマーケットなどの小規模店舗でアルコール飲料の販売が禁止になっているようです。インドネシアの夜のホテルでビールなどで一日の疲れを取ろうと考えていた人はご注意ください。

 コンビニでのアルコール飲料販売禁止により、インドネシアで最大シェアを持つビンタンビールの売り上げが激減しているようです。「じゃかるた新聞(2015年8月1日)」が詳しく報じています。

 

〔エムニド・リサーチャー 仁藤誠人〕 2105年8日3日 


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〔コラム〕ASEAN諸国の観光国際競争力ランキング

 世界経済フォーラムが発表した「旅行・観光競争力ランキング2015年版」で、日本が9位となり2007年の調査依頼初のベスト10入りです。「客の対応」で1位、「従業員の訓練」で2位など高い評価を受けたとともに、今回から安全面に関する調査項目として加わった「テロ発生率」や「殺人事件の発生率」の低さが日本を高評価へと導いたようです。 >続きはこちら

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〔コラム〕車の増え続ける東南アジアもやがて・・・

 今朝の新聞に、「中国で自動車保有をあきらめる人が増えてきた」という米国のコンサルティング会社の調査結果が紹介されていました。

「自動車を保有しない」という決断の背景には、購入代金が高いとかガソリンなど維持費がかかるとかもあるのでしょうが、その調査結果では「交通渋滞」が理由のひとつとして取り上げられていました。

 その中国での調査では、交通渋滞が「より顕著にひどくなった場合」は30%以上が自動車の保有をあきらめるというのです。

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〔コラム〕海外進出の秘訣・・・「権限移譲」はどうやって

 東南アジア諸国への事業進出を検討する企業が多くなってきています。国内で不足気味な適正価格の労働力の確保や伸びつつある消費市場への商品・サービスの提供などで期待される地域です。

 そんな国々で事業を成功させるためのヒントのひとつが「現地の人への権限移譲」です。

その国にはその国のやり方がある。それを外国人である日本人が日本のやり方を持ち込んでもそう簡単にうまくはいかない。

それは誰もが理解できると思います。

 でも、同じ空気を吸い同じ食べ物を食べ、同じ言葉で、同じ時代を生きてきたはずの日本の中なのに、なかなか次の世代に権限移譲のできない企業の“大人”達にとっては、簡単なことではないでしょうね。

 考え方や仕事の進め方、すべてにおいて口を出したくなるはずです。そんなときの対処として「もしかしたら、自分の方が間違っているかもしれない」と考えてみることが大切でしょう。

 何が正しいやり方かは、時代や環境によって大きくことなります。これまで正しかった考え方、日本では正しいはずのやり方は必ずしも「正しくないのかもしれない」のです。自分の何十年か前を思い起こし、「どうすればいいのか」を今という時代とその国という環境を踏まえて現地の人たちと一緒に構築していけばきっと成功に近づくと思います。

 

〔仁藤誠人(にどう・まさと)〕

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〔コラム〕シンガポールで「夜間禁酒令」が・・・

シンガポールは以前から国民への「教育的指導」を目的としたような規則で有名です。

「道路にゴミを捨てたら罰金」、「チューインガムを所持禁止」、「トイレ使用後に水を流さなければ罰金」など、道徳指導的法律がいくつもあります。

今回はついに「夜間飲酒禁止」に関する法律が4月1日から発効となるようです。

具体的には午後10時30分から翌日の午前7時までの間、公共の場における酒類販売と飲酒が禁止になります。外国人観光客にも適用されるので注意が必要でしょう。

シンガポールがこういう類の法律を作るときには具体的な出来事が原因となっています。今回の「酒類規制法案」は、「昨年1年間で飲酒が原因の暴動が47件、傷害事件が115件あり、その9割が午後10時30以降に発生した」という具体的な出来事を元に作られたようです。

今年の4月1日から、シンガポール国内で午後10時半以降翌朝の7時までの時間帯に飲酒が可能となるのは、原則自宅や宿泊施設の自室となりますが、「酒類提供の許可を取得したバーやコーヒーショップ店内」も可能となっているようなのでホテルのバーなどは大丈夫かもしれません。

ただ、暑いシンガポールです。涼しくなった夜に、路面に展開している昔ながらの飲食店で食事をしながらビールを飲むのが楽しいのですが、その楽しみは味わえなくなるのでしょうか。残念です。

違反者には1000シンガポールドル(約8万6790円)以上の罰金または最長3ヶ月の禁錮刑が科されるようなのでご注意ください。

この法律に関しては反対の声が多いと思いきや、国が行った国民への電話アンケートによると8割が賛成しているとのことです。

〔仁藤誠人〕

 

(参考:Sankei Biz 2015年2月4日

 

 

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