〔まとめ〕ジャカルタの爆弾事件(2016/1/14)

2016年1月15日 〔インドネシア〕

 昨日(1月14日)にインドネシア・ジャカルタの中心部で起きた爆弾事件について、これまでの各紙報道を元に以下まとめた。

 

 2016年1月14日午前10時45分ごろ、インドネシアの首都ジャカルタの中心部にある老舗百貨店「サリナデパート」の正面道路中央分離帯にある警官詰め所に爆弾が投げ込まれ爆発。その後、複数の犯人は自動小銃を乱射しながら徒歩でサリナデパートの道路を挟んで隣にあるスカイラインビル1階のスターバックスに向い、その周辺で自爆した。

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 インドネシア政府の昨日の発表では、死者7人(うち5人は犯人が自爆)、負傷者20人(うち警官5人)。犯人以外の死者2人の内1人はカナダ国籍の外国人。(※1月22日:その後死亡者は8人。うち犯人は4人と訂正される)

 事件の場所は、ジャカルタの中心部で日本大使館他、各国の大使館の集まる地域に近く、サリナデパートの上層階には地元の民芸品などが豊富で手頃な価格で購入できるため、外国人観光客なども訪れる。また、スターバックスの入っているビルには日本人会「ジャカルタジャパンクラブ(JJC)」の事務局もある。

 一時、ジャカルタ以外の地域でも爆発が発生したとの情報も流れたが、ジャカルタ以外で爆発は発生していないことが確認とれた。

 警察の発表や目撃者によると、犯人グループは5人の男。車でサリナデパート前の警官詰め所近くに乗り付け、2人が詰め所を襲い、うち1人が自爆した。他の3人は、スターバックスを襲い、1人が店内で自爆。残る2人は店の外で待機しており、逃げる客に向けて発砲したが警察に射殺された。

 過激派組織「イスラム国」(IS:Islamic State)のインドネシア支部を名乗る組織はが、インターネット上に犯行を認める声明を出しおり、警察はイスラム国支持者による犯行とみて捜査している。

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〔Clisien ASEAN News Clips 編集部〕 


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