2016年8月8日 〔タイ〕
タイの憲法草案の賛否を問う国民投票が8月7日に行われ、選挙管理委員会が投票後締め切り後の午後7時(現地時間)に発表した内容によると、開票率90%の段階で、賛成が61%、反対が39%となっており草案が承認される見込みとなった。この憲法草案は、軍政氏名の起草委員会により作られており、その内容はタクシン派による単独政権樹立を妨げる意図が盛り込まれている。
草案は、当初5年間は上院(定数250)の6議席を国軍最高司令官などの軍・警察のトップに与え、残る全議席も現在の軍政が選ぶことになっている。また非民選の首相の就任も可能となっており、民選で多数派となった下院の政権を上院がけん制するしくみとなっている。
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〔Clisien ― ASEAN Info Clips 編集部〕
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