2017年1月6日 〔インドネシア〕
ガルーダ・インドネシア航空のLCC子会社シティリンクの機長が2016年12月、飲酒を疑われ出発が遅れた問題を受けて、ブルハン最高経営責任者(CEO)が引責辞任する意向を発表した。
2016年12月28日のスラバヤ発ジャカルタ行きのQG800便で、機長の離陸前機内アナウンスがろれつが回っておらす、飲酒の疑いをもたれ乗客から機長の交代が要求され、機長交代により出発が遅れていた。 シティリンクは2016年12月30日、同機長を解雇したと発表していた。
テレビ報道などでは、同機長と思われる人物が空港内でふらつきながら歩いていた映像も紹介している。
シティリンクは2016年6月、欧州連合(EU)の欧州委員会の「安全性に問題のある航空会社」のリストから外れたばかり。米連邦航空局(FAA)も2016年に、インドネシアの航空会社が国際的な安全基準を満たしたとして安全評価を格上げしていたが、今回の事件でインドネシアの航空会社の安全性に疑念を持たれる可能性が出てくる。
〔出所〕
- “Citilink CEO resigns after ‘drunk’ pilot incident”(FlightGlobal 2017.1.3)
- “Pilot Diduga Mabuk,Ceo Citilink Mengundurkan Diri”(YouTube 2016.12.30)
〔Clisien – ASEAN Info Clips 編集部〕 ○他の記事も読む○