2017年1月14日 〔タイ〕
タイの新憲法案についてワチラロンコン新国王が修正を求めたことに対応して、プラユット暫定首相政権は1月13日の暫定議会で、2014年5月のクーデターを受けて施行された暫定憲法の改正を行った。
新憲法案は昨年8月の国民投票で承認され、後は国王の署名を待つだけになっていたが、昨年10月にプミポン前国王が死去したため手続きが滞っていた。その後、王位を継承したワチラロンコン新国王が一部修正を求めた。暫定憲法では、このような国王が修正を求めることを想定していなかったため、改正が必要になった。
暫定憲法によると、新憲法案は提出から90日以内に国王の署名を得る必要があり、その期限が2月6日と迫っている。期限が過ぎると廃案になる。
今回の暫定憲法改正では、提出済みの新憲法案の返却を受けられる規定を新設し、首相は30日以内に修正・再提出できると定めた。
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〔Clisien – ASEAN Info Clips 編集部〕 ○他の記事も読む○