タイ前国王は象、天皇はティラピアを贈り合った

2017年2月27日 〔タイ〕

 明日2月28日より天皇・皇后両陛下がベトナムとタイを訪問される。ベトナム訪問後の3月5日には、バンコクで昨年10月に死去したプミポン前国王の弔問をされる。天皇陛下とプミポン前国王との関係の深さについての逸話が日本経済新聞(2017.2.27)にて紹介されている。

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 東京の上野動物園で2002年に38歳で死ぬまで来園者を楽しませた象「メナム」が、1964年に当時皇太子だった陛下がタイを訪問した際に贈られ、翌年日本にやってきたそうだ。象の名前の「メナム」はタイ語で「川」を意味し、陛下が名付け親。

 一方、陛下はタイ訪問時にタイ国民の栄養不足改善の一助になればと前国王に提案して贈られたのが養殖魚のティラピア。タンパク質が豊富で成長も早く、養殖しやすいため選ばれた。現在ではティラピアはタイの屋台や家庭料理では欠かせない大衆魚となっている。ティラピアをきっかけに、タイでいろいろな養殖産業が発展してきたという。

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〔Clisien – ASEAN Info Clips 編集部〕 ○他の記事も読む

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分類 タイ, 日本関連