カンボジア国際港運営公社株をJICAが取得

2017年6月9日 〔カンボジア〕

 カンボジア南部にある国際港「シアヌークビル港」を運営する「シアヌークビル港湾公社」が6月8日、カンボジア証券取引所に上場。保有株式の25%を売り出した。このうち約5割をJICAが買い取る。

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 シアヌークビル港は、海に面したカンボジア唯一の国際港で、コンテナ取扱量が2011~2015年で年平均13%増加してきている。

 多額の円借款でこの港を整備したにも関わらず、中国勢がなりふり構わず株式取得に動いたため、日本側が反発し日中争奪戦となていた。

 東南アジアではほかに、ミャンマーで2018年完成予定の「ティラワ港」の運営を日本勢が受ける見通しで、タイのレムチャバン港でも日本郵船などがターミナル会社に出資している。

 

〔出所〕

  • 日本経済新聞(2017.6.9)

〔Clisien – ASEAN Info Clips 編集部〕 ○他の記事も読む

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分類 カンボジア, 日系進出