フィリピン大統領候補1番人気のポー氏が資格停止

2015年12月2日 〔フィリピン〕

 フィリピンで来年5月9日に投票が予定されている大統領選挙の有力3候補のひとり、グレース・ポー氏(47)の出馬資格が取り消されました。フィリピン選挙管理委員会が12月1日発表しました。世論調査によると無所属ながらポー氏の人気が一番となっています。

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 フィリピンの大統領に立候補するためには、投票日からさかのぼって10年間フィリピンに居住することが条件のひとつになっていますが、ポー氏は米国暮らしが長く、フィリピン居住期間がわずかながら足りなかったようです。ただ、ポー氏側は選挙管理委員会や裁判所に異議申し立てができるため、最終的には出馬できる可能性も残っています。

 任期6年で再選が禁止されているため、アキノ大統領は汚職撲滅や財政再建による高い経済成長を実現したのですが退陣となります。

 選挙管理委員会は10月に立候補者の受け付けを締め切っており、ポー氏のほか、アキノ大統領が後継指名したマヌエル・ロハス前内務・自治相、ジェジョマル・ビナイ副大統領の3人の争いになるとみられていました。

 ソーシャル・ウェザー・ステーションが行った直近の世論調査(複数回答)では、ポー氏が47%、ロハス氏が39%、ビナイ氏が35%の支持率となっています。

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〔Clisien ASEAN News Clips 編集部〕 

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