マハティール元首相がプロトン会長を辞任

2016年4月7日 〔マレーシア〕

 マレーシアの大手自動車メーカー「プロトン・ホールディングス」は2016年3月31日、同社会長のマハティール元首相の会長辞任を発表した。マハティール氏は、2014年5月16日に同社会長に就任していた。理由は「再建のじゃまをしたくない」としている。

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 プロトン・ホールディングスはマハティール氏が首相時代の1983年に同氏の肝いりで設立された。同国の重工業公社や三菱自動車が合弁会社をつくり国民車の普及に貢献した。2001年には販売台数が20万台を超えてシェア50%を上回っていた。

 マレーシアには同じく「国民車」と位置付けられる国内メーカー「プロドゥア」が存在する。自国開発・生産にこだわったプロトンとは対照的に、合弁相手であるダイハツ工業の技術を受け入れたことで、現在はシェア30%を越え、プロトンを大きく引き離している。

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〔Clisien ASEAN News Clips 編集部〕 
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