FIFA資格停止処分中のインドネシアで新リーグ開幕

2016年5月10日 〔インドネシア〕

 インドネシアのスポーツ観戦で最も人気があるのはサッカー。欧州の各リーグのゲームをテレビで見て熱狂している。インドネシアにもプロサッカーチームがあり国際試合やアジア選手権などに参加してきたのだが2015年3月30日、FIFA(国際サッカー連盟)はインドネシアサッカー協会(PSSI)に対して資格停止処分を科すことを決定していた。その後FIFAやAFC(アジアサッカー連盟)主催のゲームには参加できず国内でも盛り上がりが欠けていたが、このほど18チームが参加する「トラビカ・サッカーチャンピオンシップ2016(TSC)」が全300試合のシリーズを開幕した。

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 インドネシアがFIFAから資格停止処分を受けた理由は、インドネシア政府が国内リーグ戦の「インドネシアスーパーリーグ(ISL)」に介入していることを問題視したためで、状況が改善するまでFIFA及びAFCの主催する大会には参加できなくなっていた。

 資格停止処分後、インドネシア政府は国民のサッカー熱を考慮して『プレジデントカップ』を開催するなどしてきたが、今回全18チームが参加し、8か月間にチーム総当たりで合計308試合を実施する新リーグ「TORABIKA SOCCER CHAMPIONSHIP 2016」が4月29日に開幕した。ほぼ全試合が地元テレビ局SCTVで中継される。

 

〔参考〕

 参加チームは以下の18チーム(出典:サッカーキング)

AREMA CRONUS FC
BALI UNITED
PS BARITO PUTERA
BHAYANGKARA SURABAYA UNITED
MADURA UNITED
MITRA KUKAR
PERSEGRES
PERSELA LAMONGAN
PERSIB BANDUNG
PERSIJA JAKARTA
PERSERU SERUI
PERIPURA JAYAPURA
PERSIBA BALIPAPAN
PS TNI
PSM MAKASSAR
PUSAMANIA BORNEO FC
SEMEN PADANG FC
SRIWIJAYA FC

 

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〔Clisien ASEAN News Clips 編集部〕 


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