2016年7月8日
フィリピンが提訴した中国による南シナ海進出問題に関する仲裁裁判所の判決が7月12日に提出されるが、同日EU(欧州連合)として、中国に対して「判決を重視するように」とする声明を出す準備を進めているようだ。中心となっているのはドイツやフランス。
南シナ海問題についてはこれまで表だって中国を批判するようなことはなかったEUだが、仲裁裁判所の判決を「ただの紙くず」として、「結果には従わない」と発言している中国の状況を野放しにはできないようだ。もし中国がこの判決を無視するようなことを許せば、中東やアフリカなどでも同じように振る舞う国々が増えてくる可能性があることを懸念している。
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