2017年1月31日 〔シンガポール〕
シンガポールでも1月28日に旧暦正月(Chinese New Year)を迎えた。正月には日本のお年玉にあたる「紅包(ホンバオ:Hong Bao)」が配られる。「ホンバオ(Hong Bao)」は北京語の発音で、福建省出身の華人が多いシンガポールでは福建語の発音「アンパオ(Ang Pao)」または「アンバオ(Ang Bao)」が一般的だ。この「アンパオ」の配り方について、シンガポールの「Global Yellow Page:GYP」が2017年版を紹介している。
まず、誰が誰にお年玉(アンパオ)を渡すかについて説明している。
- 既婚者や年長者は未婚の年少者に
- 働き始めた子供たちは両親に
- 上司は部下に
- 夫は主婦をしている妻に
そしてその時の金額の相場についても紹介している
誰に | シンガポールドル | |
・ | 両親へ | 150~500 |
・ | 親戚へ | 150~600 |
・ | 兄弟・姉妹へ | 30~60 |
・ | 自分の子供へ | 28~108 |
・ | 従妹へ | 12~38 |
・ | 甥・姪へ | 10~38 |
・ | 孫へ | 12~108 |
・ | 友人の子供へ | 6~22 |
・ | 会社の社員へ | 6~22 |
・ | その他 | 6~12 |
この時点でシンガポール1ドルは約80円なので、多くの人に配る場合は500円~1,800円ぐらいで、自分の子供には2,000円から10,000円ぐらいの感覚だろう。
そして中国の習慣にまつわる大切なことも紹介されている。
- “4”のつく金額は渡さない。不吉な数字
- 大切なのは中に入ったお金ではなく、紅い包み紙。紅い紙で包まれたお金は幸せを運んでくる
- 新しい富のはじまりを意味する新しい紙幣を用意する
〔出所〕
〔Clisien – ASEAN Info Clips 編集部〕 ○他の記事も読む○