ミャンマー語の表示、ユニコードで統一の動き

2017年7月7日 〔ミャンマー〕

 ミャンマー語の文字をスマホやPCで表示すると、まるで違った言葉になっていることがあるそうだ。人によってミャンマー語のフォントコードが異なるからだとか。そんな不便さが解決される動きがあるようだ。

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 昨年(2016年)の事になるが、ミャンマーのミャンマーのコンピューター関連諸団体が、ミャンマー語でユニコードを積極利用を推進することで合意したそうだ。昨年1月からの期間限定合同試用期間とのことだが、これでミャンマー語のビルマ文字をコンピューター上で表示するための標準化が進むことが期待される。

 合意した団体は、「ミャンマー・コンピュータ連盟(MCF)」、「ミャンマー・コンピューター専門家協会」、「ミャンマー・ユニコード・エリア協会(MUA)」、「教育省ビルマ語・言語教育局」だそうだ。試用期間は2016年8月1日から2017年1月1日。

 ミャンマー語(ビルマ語)には、フォントコードの標準が決められていなかった。そこで、フォント作成者が自由にコードを割り振っていた。そのため、あるフォントを使って書いた文字は、それ以外のフォントで読むとまったく違う文字になってしまう。

 フォントとして多く利用されていたのが、Win Innwa。その他にAcademy 、CE、Metrixなどが競い合っていた。その後、Zawgyi-Oneがポピュラーになった。また、Ayarとフォントも力をつけてきている。そして、最近になってUnicode5.1に準拠したフォントとして、Myanmar3、Padauk、Parabaikなどのフリーのフォントが出てきたようである。この中でもMyanmar3がWikipediaミャンマー語(ビルマ語)版やBBCのミャンマー語(ビルマ語)サイトなどで使われ、標準フォントとなりつつあるという。

〔出所〕

〔Clisien – ASEAN Info Clips 編集部〕 ○他の記事も読む

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分類 ミャンマー