1955年4月18日から24日の期間でインドネシアのジャワ島西部のバンドンで開催された会議。正式名称は「第1回アジア・アフリカ会議」反帝国主義、反植民地主義を掲げるアジア・アフリカ諸国29カ国が参加した。インドネシア、中国、インド、エジプトが開催の中心となり、国家の主権と領土保全の尊重、内政不干渉などの平和10原則からなるバンドン宣言を採択した。
バンドン宣言の正式名称は「世界平和と協力の推進に関する宣言」で「バンドン十原則(ダサ・シラ・バントン)」とも呼ばれる。
- 基本的人権と国連憲章の趣旨と原則を尊重
- 全ての国の主権と領土保全を尊重
- 全ての人類の平等と大小全ての国の平等を承認する
- 他国の内政に干渉しない
- 国連憲章による単独または集団的な自国防衛権を尊重
- 集団的防衛を大国の特定の利益のために利用しない。また他国に圧力を加えない。
- 侵略または侵略の脅威・武力行使によって、他国の領土保全や政治的独立をおかさない。
- 国際紛争は平和的手段によって解決
- 相互の利益と協力を促進する
- 正義と国際義務を尊重
(Wikipeidaより)
開催の中心となった人物はインドネシア・スカルノ大統領、中華人民共和国・首相周恩来、インド・ネルー首相、エジプトのナセル大統領。