2021年11月4日 〔マレーシア/ASEAN〕
東南アジア諸国連合(ASEAN)がミャンマーへ派遣する特使として決めたブルネイのエルワン第2外相を、来年も特使として続投することが望ましいとの考えをマレーシアのサイフディン外相が表明した。
ASEAN議長国は、毎年持ち回りで担当し、現在の議長国であるブルガリアから来年はカンボジアへ引き継がれる。カンボジアとしては新議長国として新たなミャンマー特使を任命する方針を明らかにしているが、マレーシアのサイフディン外相は、ある程度の基礎を既に築いたブルネイのエルワン氏が継続して特使を務めるのが望ましとの考えを示した。
クーデター後のミャンマー情勢について、マレーシアはミャンマー国軍に対して厳しい態度をとっているが、カンボジアは事実上の一党独裁体制を敷いており、ミャンマー国軍を支援しているとされる中国との関係も密接だ。
〔Clisien – SEAsia Info Clips 編集部〕 ○他の記事も読む○