2022年4月6日 〔タイ〕
タイの携帯通信事業者最大手の「アドバンスト・インフォ・サービス(AIS)」は、現在持ち上がっている業界2位のトゥルー・コーポレーションと3位のトータル・アクセス・コミュニケーション(dtac)の合併計画に反対する意見書を当局に提出した。
トゥルーとdtacは今年2月に両社の取締役会が合併を決議し、4月4日に開催された株主紹介でも承認を受けている。当局の許可が降りれば2022年後半に合併手続きの完了を目指している。
両者が合併すると、市場シェアは50%を超えることになるため、競争が阻害され消費者が不利益を被るとの意見書をAISが提出した。
意見書はAISが99.99%出資する通信子会社「アドバンスト・ワイヤレス・ネットワーク」を通じて3月25日付で、国家放送通信委員会(NBTC)に提出された。
〔Clisien – SEAsia Info Clips 編集部〕 ○他の記事も読む○