<次話>
著:Lily Fatma (リリー・ファッマ)
逗子生まれ。父親はインドネシアの北スマトラ出身、母親は日本人で横浜生まれ。小学校と中学校は日本の教育を受け、その間も外交官の父についてインドネシアと日本を往復。高校在学中に在日インドネシア大使館を退職した父について帰国。現在はメダンで高校生、大学生、一般の人に日本語を、そして日本人にはインドネシア語を教えている。
インドネシアでは多くの人たちが、日本の文化、日本の人たちの慣習などに対して興味を持っています。
特に日本のアニメやマンガ、ゲーム、現在流行っている日本のポップミュージックなど大人気です。
それは高等学校の生徒や大学生などが日本の文化に関係あるクラブやコミュニティーを作っていることでわかります。
それらの活動は日本語勉強会や、日本の踊り、原宿スタイルグループ、アニメの主人公たちのコスプレ、ゆかたクラブ、マンガのキャバレット(劇)など多種多様です。
また日本語学科がある大学などでは日本文化祭というイベントも毎年行われています。
こちら北スマトラの首都、メダン市にある北スマトラ国立大学でも毎年行われています。今年は第七回目で3月19日から22日までの三日間盛大に行われました。訪問者は今までで一番多く二万五千人でした。
おみこし担ぎ、餅つき、書道大会、剣道クラブのデモンストレーション、高校生参加の日本に関するクイズ大会、日本の歌カラオケ大会、コスプレショー、浴衣着付けそして写真会、おすしの作り方、お化け屋敷までありました。
いろいろな食べ物や飲み物を売るバザーもたくさん!
メニューはお寿司、カレーライス、チキンカツごはんなど。
これほどある国に関連した催しは他にありません。
最後の閉会式には全員いっしょに盆踊りを踊りました。花火も行う予定でしたが、雨がふって中止になりました。残念ですね。
日本文化祭はこれからも日本語学科が学校にある限り続いていくでしょう。
〔筆者プロフィール〕
Lily Fatma (リリー・ファッマ)
逗子生まれ。父親はインドネシアの北スマトラ出身、母親は日本人で横浜生まれ。
小学校と中学校は日本の教育を受け、その間も外交官の父についてインドネシアと日本を往復。高校在学中に在日インドネシア大使館を退職した父について帰国。
北スマトラの州都メダンで日本の商社に勤めた経験有り。
現在はメダンで高校生、大学生、一般の人に日本語を、そして日本人にはインドネシア語を教えている。
メダンの町をゴミのポイ捨てから開放しようと、「メダンお掃除クラブ」(MOC Medan 2014年11月結成)というボランティアのクラブのメンバーとして毎月二回、市の中央広場でお掃除キャンペーンを行っている。