大統領候補 ジョコ・ウィドド ジャカルタ特別州知事

4月9日に行われた総選挙で10年ぶりに第一党に躍進する見通しとなっている闘争民主党は、2012年よりジャカルタ特別州知事を務めるジョコ・ウィドド氏を大統領候補として擁立することを決めている。

 

ジョコ・ウィドド氏(Joko Widodo)(52)は「ジョコウィ(Jokowi)」の愛称でも呼ばれる庶民派で、知事になっても街を歩き人々の声に耳を傾ける姿勢で知られている。

インドネシアの大統領はこれまで軍やエリート層出身者で占められていたため、これまでとは違う庶民派大統領による変革への期待が国民の支持につながっている。

  •  父親は大工、母親は主婦という一般家庭に育ったのち大学に進学。
  •  大学卒業後は製紙パルプ会社で働き、その後家具輸出業を始める。
  •  2005年に事業経営者から中部ジャワ州ソロ市長に転身。教育の無料化など低所得者向け政策を推進。
  •  高い人気を背景に2012年9月にジャカルタ特別州知事となり、低所得者向けの医療費の無料化や行政区トップの公募化などの人心刷新を実施。
  •  精錬で実行力がある庶民派として評判が高く、3月時点の調査では45%の大統領候補者としての支持率を獲得している。
  •  外交方針や経済政策についての力量は未知。「大衆迎合路線が保護主義につながりかねない」との懸念の声もある。

 

 

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