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インドネシア、4月9日の国会議員選挙の結果(各政党の得票率と議席数)

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今年7月に行われるインドネシア大統領選に先だち4月9日に行われた国会及び地方代表議会の総選挙の結果は以下の通り。大統領選挙法では、国会議員選挙で、議席の20%以上、または得票数の25%以上を得た政党または政党連合の支持を得たものが大統領選に立候補できる。

国会は一院制で定数は560。

総選挙(4月9日実施)には、12政党が参加し10政党が議席獲得要件の3.5%以上の得票数を得た。投票率は75.11%(前回2009年の総選挙の投票率は70.99%)

 

1.闘争民主党(PDI-P:Partai Demokrasi Indonesia Perjuangan)

得票率 18.95%、109議席 [2009年獲得議席数:95]

備考:スカルノ初代大統領の建国理念を継承。党首はスカルノの娘のメガワティ元大統領。

2.ゴルカル党(Partai Golkar)

得票率 14.75%、91議席 [2009年獲得議席数:107]

備考:スハルト時代以来の与党。1964年にインドネシア共産党に対抗して設立。

3.グリンドラ党(Partai Gerindra)

得票率 11.81%、73議席 [2009年獲得議席数:26]

備考:スハルト元大統領の元娘婿のプラボウォ・スビアント元陸軍戦略予備軍司令官を大統領候補に担ぐ。

2007年結成の農民漁民党が前身。2014年総選挙に向けて小政党を吸収。

4.民主党(民主主義者党)(PD:Partai Demokrat)

得票率 10.19%、61議席 [2009年獲得議席数:150]

備考:現ユドヨノ大統領の所属政党。スシロ・バンバン・ユドヨノを大統領に擁立すべく設立された政党。

5.国民覚醒党(民族覚醒党)(PKB:Partai Kebangkitan Bangsa)(*)

得票率 9.04%、47議席 [2009年獲得議席数:27]

備考:最大のイスラム団体ナフダトゥル・ウラマー(NU)が支持母体。

6.国民信託党 (PAN:Partai Amanat Nasional)(*)

得票率 7.59%、49議席)[2009年獲得議席数:43]

備考:イスラム団体ムハマディヤの元会長で1998年の民主化運動の指導者中心に設立。都市部に支持者が多い。

7.福祉正義党(PKS:Partai Keadilan Sejahtera)

得票率 6.79%、40議席 [2009年獲得議席数:57]

備考:正義党が全身。2004年に福祉正義党として新たに結党。

8.国民民主党(民主国民党)(NASDEM:Partai Nasdem)

得票率 6.72%、35議席 [2009年獲得議席数:政党設立前]

備考:メトロTVのオーナーが2011年に設立。今回の選挙が初参加。

9.開発統一党(PPP:Partai Persatuan Pembangunan)(*)

得票率 6.53%、39議席 [2009年獲得議席数:37]

備考:イスラム諸政党を統合して結党。

10. 国民純心党(ハヌラ党)(Partai Hanura)

得票率 5.26%、16議席 [2009年獲得議席数:18]

備考:2004年の大統領選挙にゴルカル党から立候補し落選したウィラントが退役軍人らと2006年12月に設立。

11.月星党(PBB:Partai Bulan Bintang)(*)

得票率: 1.46%、議席なし [2009年獲得議席数:なし]

備考:旧マシュミ党の継承者を辞任するイスラム政党。

12.正義統一党(PKPI:Partai Keadilan dan Persatuan Indonesia)

得票率 0.91%、議席なし [2009年獲得議席数:なし]

備考:国会に議席を持っていた公正統一党(PKP)が2002年に改称。退役軍人などが指示基盤。

 

注:(*)イスラム系政党4党

参考:

 

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プロボウォ陣営の訴えを棄却

インドネシア憲法裁判所は、大統領選挙で選挙管理委員会に不正があったとするプラボウォ候補陣営の訴えを棄却する判決を8月22日に言い渡した。プラボウォ陣営の報道官は「憲法裁判所の決定を受け入れる」と述べている。選挙管理委員会は近いうちに新ためてジョコ候補の当選確定を発表する。

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インドネシア大統領はジョコ・ウィドド氏に決定。就任は10月2日

7月9日に投票が行われたインドネシア大統領選は7月22日に選挙管理委員会の集計が終了し、正式に結果発表があった。集計の結果、ジャカルタ特別州知事のジョコ・ウィドド氏(53)の当選が決まった。ジョコ氏の得票率は53.15%で、元陸軍戦略予備軍司令官のプラボウォ・スビアント氏(62)は46.85%だった。就任式は10月20日。

プラボウォ氏は本日(7月22日)、大量の不正があった選挙をプロセスも含めて拒否すると宣言し、集票作業中の陣営の立会人を選管から撤収させた。

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プロボウォ陣営が結果発表の2週間延期を要請

本日(7月22日)選挙管理委員会から投票結果の公表が予定されていたが、プラボウォ陣営が投開票の不正疑惑の調査のために、結果公表を2週間延期するよう要請。

ロイター 2014年7月22日 より)

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選挙管理委員会による発表は本日7月22日の予定

7月9日に投票が行われたインドネシア大統領選挙は、開票速報によればジョコ氏とプラボウォ氏の両候補者の僅差により一騎打ちとなっている。選挙管理委員会による開票結果発表が本日7月22日に行われる予定である。

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インドネシア大統領選が6月4日に開始

インドネシアの大統領選が6月4日に始まった。ジョコ・ウィドド氏(ジャカルタ特別州知事)とプラボウォ・スビアント(元陸軍戦略予備軍司令官)の2名が立候補している。この2名の選挙戦について「じゃかるた新聞」に詳しく書かれている。

 

⇒ 「ジョコウイ氏への誹謗中傷 NUの支持獲得に躍起 大統領選スタート 両陣営」  『じゃかるた新聞』(2014年6月5日)

 

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大統領選、闘争民主党ジョコ・ウィドド氏とグリンドラ党のプラボウォ・スビアント氏の一騎打ち

インドネシアの大統領選(7月9日投票)の立候補者の届け出が5月20日に締め切られた。総選挙で第1党となった闘争民主党のジョコ・ウィドド(ジャカルタ特別州知事)と第3党となったグリンドラ党のプラボウォ・スビアント(元陸軍戦略予備軍司令官)の一騎打ちとなることとなった。

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インドネシア大統領候補者擁立政党の行方

7月に実施される大統領選への候補者擁立には、今回の総選挙で20%以上の議席数か25%以上の投票数を得た政党か政党連合となる必要がある。4月9日の投票後の調査では、ジョコ・ウィドド ジャカルタ特別州知事を大統領候補とする闘争民主党が第1党となる可能性が高いが、単独で20%の議席すうを確保できるかは微妙。また、他の政党も連合を組み20%以上の議席数を確保した場合は大統領候補者を擁立できるため、今後政党の連合について注意が必要。

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大統領候補 ジョコ・ウィドド ジャカルタ特別州知事

4月9日に行われた総選挙で10年ぶりに第一党に躍進する見通しとなっている闘争民主党は、2012年よりジャカルタ特別州知事を務めるジョコ・ウィドド氏を大統領候補として擁立することを決めている。

 

ジョコ・ウィドド氏(Joko Widodo)(52)は「ジョコウィ(Jokowi)」の愛称でも呼ばれる庶民派で、知事になっても街を歩き人々の声に耳を傾ける姿勢で知られている。

インドネシアの大統領はこれまで軍やエリート層出身者で占められていたため、これまでとは違う庶民派大統領による変革への期待が国民の支持につながっている。

  •  父親は大工、母親は主婦という一般家庭に育ったのち大学に進学。
  •  大学卒業後は製紙パルプ会社で働き、その後家具輸出業を始める。
  •  2005年に事業経営者から中部ジャワ州ソロ市長に転身。教育の無料化など低所得者向け政策を推進。
  •  高い人気を背景に2012年9月にジャカルタ特別州知事となり、低所得者向けの医療費の無料化や行政区トップの公募化などの人心刷新を実施。
  •  精錬で実行力がある庶民派として評判が高く、3月時点の調査では45%の大統領候補者としての支持率を獲得している。
  •  外交方針や経済政策についての力量は未知。「大衆迎合路線が保護主義につながりかねない」との懸念の声もある。

 

 

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