ASEAN域内関税撤廃はベトナム自動車産業に痛手

2015年6月4日 〔ベトナム〕

 東南アジア諸国連合(ASEAN)域内の関税が2018年にほぼすべて撤廃される。ベトナムの自動車産業はその打撃を受ける。現在輸入車に50%の関税をかけているが、順次完成を引き下げ2018年にはゼロになる。

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 ベトナムの新車販売台数は2014年に15万7810台。インドネシアの8分の1、タイの6分の1に過ぎないが、人口9000万人で中間層も増えてきているベトナムでは自動車需要の伸びが見込まれている。だが、現時点では、規模の利益が出にくいため部品メーカーなどの現地進出が進んでおらず、ベトナム国内での製造はタイで製造するように2割以上高いと言われている。

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