ミャンマー与党が憲法改正案を提出、スー・チー氏大統領資格依然なし

 ミャンマーの政権与党である連邦団結発展党(USDP)が6月10日、現行憲法の改正案を国会に提出した。注目されていた外国籍の親族がいる者の大統領資格を認めない部分の削除は盛り込まれなかった。今年11月に予定されている総選挙では、最大野党の国民民主連盟(NLD)の人気は高いが、その党首でであるアウン・サン・スー・チー氏は英国籍の息子を持つため憲法改正がなければ大統領にはなれない。

 2008年の軍事政権下で制定された現行憲法では、親や配偶者、子、子の配偶者が外国籍の場合、正副大統領になれない。スー・チー氏は英国などに留学し、1972年に英国人学者と結婚。そのため子供は英国籍を持つ。

 

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