[続報]ミャンマー与党本部包囲

 ミャンマーの与党、連邦団結発展党(USDP)の本部が警察部隊に包囲された8月12日には、11月8日の総選挙に向けて候補者を決めるための会議がUSDP本部で会議が開かれていたようです。

 USDP議長代行で下院議員のシュエ・マン(Shwe Mann)氏は、一時、事実上の自宅軟禁下に置かれた模様で、USDPはその後声明を発表し、シュエマン氏が指導部から外れたことを明らかにしています。

 現在、シュエ・マン氏の行方は分かっていないが、目撃者の一人は同氏の自宅警備員が警察署長から質問を受けていると話しているようです。

 国民の圧倒的な人気があるアウン・サン・スー・チー氏は外国籍の息子がいることから大統領に就任はできません。今年憲法改正の動きはあったのですが、その部分の改正はありませんでした。それでも総選挙では、アウンサンスーチー氏率いる最大野党「国民民主連盟(NLD)」が優位で、与党のUSDPは劣勢だとみられています。

 そんな中で、次期大統領就任を目指す、シュエマン氏は、アウン・サン・スー・チー氏と連携する動きもみせていたようです、国軍のミンアウンフライン最高司令官と歩調を合わせるテイン・セイン大統領と対立を深めていたようです。

 USDPの議長はテイン・セイン大統領ですが、憲法上、大統領は党務を兼務できないため、シュエ・マン氏が議長代行に就任していますが、事実上党の実権を掌握したシュエマン氏は、多くのメディアに「議長」と報じられているようです。

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〔参考〕

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〔ASEAN News Clips 編集部〕 2105年8月13日


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