昨年7月のマレーシア航空17便墜落の原因最終報告

2015年10月14日 〔マレーシア〕

 昨年7月にウクライナ東部で墜落したアムステルダム発クアラルンプール行きのマレーシア航空17便の墜落原因調査を主導しているオランダ安全委員会は10月13日、最終報告書を公表した。報告会は、調査のために回収した墜落機の残骸をもとに復元した機体の一部を公開して行われ、同便は地対空ミサイル「Buk(ブク)」に撃墜されたとした。

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 「Buk」は1986年に製造を終えている旧ソ連製の地対空ミサイルで、新ロシア派の武装集団が発射した可能性を示唆したが、特定には至っていない。一方ロシア側は、ウクライナ政府軍も同型ミサイルを保有しているとし、新ロシア派武装集団の関与を否定している。

 墜落されたマレーシア航空17便は、乗員乗客298人が搭乗しており、オランダのアムステルダムからマレーシアのクアラルンプールに向かう途中、高度約1万キロメートル、時速915キロメートルで航行中に機体左前部にミサイルを受け、空中で分解し、機体は50平方キロメートルに散乱した。戦闘地帯の飛行制限高度である9800メートルは上回った高度で飛行していたとされている。

 

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〔Clisien ASEAN News Clips 編集部〕 


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