インドネシアでの検問強盗・パンク強盗への注意

2015年10月31日 〔インドネシア〕 【在インドネシア日本大使館からのお知らせ】

 東南アジアの国々の中では、比較的安心してタクシーに乗れる国のひとつだと思われるインドネシアですが、最近少し事件が起きているようです。在インドネシア日本大使館から注意喚起がされています。

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 インドネシアのジャカルタおよび近郊において、タクシーへの検問を通じた警官(真偽不明)による金員要求被害や、車両パンク時を狙った車上荒らしによる金員・貴重品盗難被害が多発しているようです。以下在インドネシア日本大使館からのお知らせの概要です。

1 警官(真偽不明)による検問

 夜間・早朝にタクシー乗車中,警官の指示で停車させられ、パスポート、KITAS(一時滞在許可証)などのID提示を求められ、いずれを提示しても追加書類の提示を求めたり、何らかの理由をつけて違法であるとして金員を要求される。払わなければ警察へ連れて行く等と脅され、現金がなくてもATMまで強制的に案内され、カードによる現金引き出しを強要するケースもある。最近はその被害額が5百万ルピア(約47,000円)~1千万ルピア(約94,000円)と、高額化している。
 日本からの短期出張者や旅行者は、早朝出発便に搭乗するため朝3時や4時にホテルを出発することがあり、その時間を狙って検問を行い、航空機チェックイン時間などの時間的制約を逆手に、支払うまでしつこく金員を要求してくるケースもある。

(対応策)

  1. 検問に遭遇した場合、身の安全を第一に行動する。特に偽装警官の場合、強盗と同様、刃物や銃器を持ち出す可能性もあるため、好戦的な態度はとらない
  2. 特に夜間・早朝の移動は、可能な限りタクシーの使用を控える(会社員であれば、社用車を使用する)ことを検討する。
  3. やむを得ずタクシーを使用する場合、タクシーの番号を控えるとともに、警官による金員要求に対しては、領収書の発行を要求し、担当係官の氏名や部署などを確認する。
  4. 対応に困った際には、身の安全を確保しつつ、時間を問わず大使館(021-3192-4308)へ連絡すること。

2 パンク強盗

 故意に駐車場や道路上に釘を撒き、タイヤをパンクさせ、車両を停車・修理中に、ロックしていないドアを開けて、車内から金員や貴重品を盗む事例が多発。

(対応策)

  1. 走行前及び走行後、タイヤを含め車両の点検を随時実施する。
  2. 車で走行中、タイヤがパンクしたり、投石を受けたりした場合でも、その場に停車することなく、ホテルやショッピングモールの駐車場等、比較的人手が多く、かつ、犯人が容易に近づけない安全な場所まで移動して車体の点検や修理を行う。
  3. 修理中は、車の窓を閉め、ドアロックを確実に施すとともに、みだりに車外に出ない。
  4. 車外に出る場合には、交通事故防止及び各種犯罪予防のため、周囲の状況に十分注意する。

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〔Clisien ASEAN News Clips 編集部〕 


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